又吉直樹(読み)マタヨシナオキ

知恵蔵mini 「又吉直樹」の解説

又吉直樹

株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。1980年6月2日、大阪府生まれ。99年4月に吉本総合芸能学院(NSC)東京校の5期生となり、2003年に同期の綾部祐二と、お笑いコンビ「ピース」を結成(ボケ担当)。10年にコント日本一を決める「キングオブコント」で準優勝、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で4位となっている。又吉はファッションセンスに定評があり、「よしもとオシャレ芸人ランキング」(男性芸人部門)で11年から3年連続1位となり、同ランキングで殿堂入りした。また、芸能界きっての読書家としても知られ、エッセイ集『第2図書係補佐』(幻冬舎よしもと文庫、11年)などの著書がある。文芸雑誌「文学界」の15年2月号には、自身初の本格小説「火花」が掲載され、同誌は史上最高の4万部の累計発行部数を記録した。さらに同年3月11日には、新人作家として異例の初版15万部で、単行本『火花』(文藝春秋)が発売される。

(2015-2-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「又吉直樹」の解説

又吉直樹 またよし-なおき

1980- 平成時代のお笑いタレント,小説家。
昭和55年6月2日生まれ。北陽高時代はサッカー部に所属し大阪府代表でインターハイ出場。高校卒業後NSC東京にはいる。平成15年より綾部祐二と組んだお笑いコンビ「ピース」で活動。27年お笑い芸人を主人公にした純文学「火花」が芥川賞を受賞。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。大阪府出身。北陽高卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android