友盛御嶽(読み)とうむいうたき

日本歴史地名大系 「友盛御嶽」の解説

友盛御嶽
とうむいうたき

[現在地名]浦添市安波茶一丁目

現在の浦添市役所の南にある。地元ではトゥムイダキといい、上方をアガリ御嶽、下方をイリ御嶽とよんでいる。「琉球国由来記」にトモリ嶽とみえ、「此嶽ノ神ハ大和人ノ骨埋タル処ト、申伝也」とあり、伝承はつまびらかではないが、当時霊験ありとのことで村中の者や旅行者に尊崇されたという。「遺老説伝」はこの大和人について賦性仁厚、人民と和睦し、農業を勧め、忠孝を教えたとあり、数ヵ月も経ないうちに病に倒れ、当御嶽に葬られたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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