友金藤吉(読み)トモカネ トウキチ

20世紀日本人名事典 「友金藤吉」の解説

友金 藤吉
トモカネ トウキチ

大正・昭和期の教育者 全日本スキー連盟会長。 岡山県におけるスキーの先覚者



生年
明治20(1887)年5月23日

没年
昭和46(1971)年5月10日

出生地
岡山県真島郡西茅部村(現・真庭郡川上村)

学歴〔年〕
岡山県師範学校〔明治43年〕卒

主な受賞名〔年〕
山陽新聞賞〔昭和28年〕,勲五等瑞宝章〔昭和40年〕

経歴
教員として岡山県の茅部小学校長や徳田小学校長などを歴任。大正11年東京で開かれた平和博でスキーの存在を知り、12年には新潟県高田でスキー用品を購入。13年岡山県下で初のスキー同好会となる蒜山スキー倶楽部を結成し、スキーの紹介と普及・指導に努めた。14年同倶楽部は関西地方で初めて全日本スキー連盟に加盟し、のちには同連盟の会長も務めた。昭和12年に教職勇退。教育やスキー振興の他にも、蒜山における植物研究・民俗資料の調査・観光の振興などにも力を尽くし、28年に山陽文化賞、40年には勲五等瑞宝章を受けた。著書に「蒜山盆地植物誌」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「友金藤吉」の解説

友金藤吉 ともかね-とうきち

1887-1971 大正-昭和時代の教育者。
明治20年5月23日生まれ。岡山県の茅部小学校長,徳田小学校長などを歴任。大正12年岡山県にはじめてスキーを導入,翌年蒜山(ひるぜん)スキークラブを設立。蒜山の植物の調査・研究,観光開発にもつとめた。昭和46年5月10日死去。83歳。岡山県出身。岡山師範卒。著作に「蒜山盆地植物誌」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android