双城(読み)そうじょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「双城」の意味・わかりやすい解説

双城
そうじょう / ショワンチョン

中国、黒竜江(こくりゅうこう)省南西端にあるハルビン市の市轄区。旧称ジュルホトン。ハルビン市街の南南西約50キロメートルに位置する。人口82万1756(2010)。東流する松花江(しょうかこう)とその支流で西流する拉林河(ろうりんが)の中間の肥沃な台地上にあり、京哈(けいは)線が通じる。酒造搾油製粉業などが盛んで、良質な大豆小麦サトウダイコンなどを産する。元代以後モンゴル族の領地で、清(しん)代から漢民族開拓が進んだ。

[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む