双棲(読み)そうせい

精選版 日本国語大辞典 「双棲」の意味・読み・例文・類語

そう‐せいサウ‥【双棲・双栖】

  1. 〘 名詞 〙 雌雄または夫婦がいっしょに住むこと。
    1. [初出の実例]「自成双栖之感恒悲独守之難」(出典万葉集(8C後)二・一二六・左注)
    2. 「或は姫に許されて戯場を双棲のところとなさん日の楽奈何なるべきと思ひ浮べて」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉蘇生祭)
    3. [その他の文献]〔曹植‐種葛篇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「双棲」の読み・字形・画数・意味

【双棲】そう(さう)せい

雌雄ともに棲む。晋・潘岳〔悼亡詩、三首、一〕彼の林(高い林)の鳥の 雙棲一にして隻(せき)(一羽)なるが如し

字通「双」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android