精選版 日本国語大辞典 「双」の意味・読み・例文・類語
そう サウ【双】
[1] 〘名〙
※人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)六「怒の面色血ばしるまで、双(サウ)の眼を見開きて」
② 「そうじょう(双調)」の略。
※花鏡(1424)舞声為根「然(しか)れば時の調子と者、四季に分ち、又夜昼十二時に、各々そう・黄(わう)・一越(こつ)・平・盤の、その時々にあたれり」
[2] 〘接尾〙
① 一対になっている物を数えるのに用いる。
※中右記‐寛治八年(1094)四月一二日「依殿下仰、調進斎院童女扇一双」
② 二人で行なう物事の組数を数えるのに用いる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報