六訂版 家庭医学大全科 の解説
双生児の研究で遺伝の関与がわかる
(遺伝的要因による疾患)
多因子遺伝性疾患は遺伝子異常と環境との相互作用で発病しますが、どちらの要因が強いか比較的簡単に知る方法があります。一卵性双生児と二卵性双生児の間で発病一致率を比較する方法で、
一卵性双生児は遺伝学的な背景が同一ですが、二卵性双生児の遺伝学的背景は兄弟と同等です。本文で解説した
一方、感染症である
このような遺伝の関与が明らかになったため、21世紀の医学では遺伝学が極めて重視されています。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報