取り放つ(読み)トリハナツ

デジタル大辞泉の解説

とり‐はな・つ【取り放つ】

[動タ四]
引き離す。別々にする。
「まだ幼くおはせし折より―・ち養ひ奉らせ給ひけるほどに」〈栄花・後悔の大将〉
取り外す。
「北の御障子も―・ちて、御簾(みす)かけたり」〈・鈴虫〉
取り上げる。剝奪(はくだつ)する。
「咎(とが)もなき入道が所領を―・ちて」〈平治・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

とりはなつ【取り放つ】

( 動四 )
別れさせる。ひきはなす。 「北の方も-・ちてむとまどひ給へど/落窪 2
一つ一つとりあげる。 「今めかしう細かにをかしきを、-・ちてはまねび尽くすべきにもあらぬこそわろけれ/紫式部日記」
とりはずす。 「北の御障子も-・ちて、御簾かけたり/源氏 鈴虫

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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