取的(読み)とりてき

精選版 日本国語大辞典 「取的」の意味・読み・例文・類語

とり‐てき【取的】

〘名〙
関取
談義本・虚実馬鹿語(1771)三「人もしるほどの前ふり角力〈略〉近年の取出来(トリテキ)ともてはやされし」
② 転じて、最も下級力士。ふんどしかつぎ。
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)序幕「ずん切、取的の角力とりにて」

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デジタル大辞泉 「取的」の意味・読み・例文・類語

とり‐てき【取的】

力士の最下位の者の称。
[類語]力士相撲取りお相撲さん関取ふんどし担ぎ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「取的」の意味・わかりやすい解説

取的
とりてき

関取でない若い力士のこと。幕下以下すべてをいうこともあるが,序二段,序ノ口以下だけをさすことが多い。

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