デジタル大辞泉
「取越す」の意味・読み・例文・類語
とり‐こ・す【取(り)越す】
[動サ五(四)]
1 期日を繰り上げて事を行う。「―・して法要を営む」
2 先のことをあれこれ考える。予測する。
「此分なら、と文三は―・して安心をして」〈二葉亭・浮雲〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とり‐こ・す【取越】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
- ① 一定の期日より早く行なう。時期を繰り上げる。特に、忌日を繰り上げて法事を行なうことをいう。
- [初出の実例]「きう院さまみやうねんの御十三年をとりこされて」(出典:御湯殿上日記‐文明一三年(1481)一〇月二一日)
- ② 先のことを予測する。
- [初出の実例]「我少年の時、既に大いに後来の資業を予占し(〈注〉トリコシ)」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
- ③ 取ってよこす。もってくる。
- [初出の実例]「いなかつとの有けるを、とりこしぬると存るなり」(出典:幸若・ほり川(室町末‐近世初))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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