取運ぶ(読み)トリハコブ

デジタル大辞泉 「取運ぶ」の意味・読み・例文・類語

とり‐はこ・ぶ【取(り)運ぶ】

[動バ五(四)]物事をとどこおりなく進行させる。「円滑に議事を―・ぶ」
[類語]運ぶ進める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取運ぶ」の意味・読み・例文・類語

とり‐はこ・ぶ【取運】

  1. 〘 他動詞 バ五(四) 〙
  2. 手に持って、物を他の場所へ移し送る。
    1. [初出の実例]「蘆を取り運びて、この市に出づる足数に、お足添へて召されよや」(出典:謡曲・蘆刈(1430頃))
  3. ( 「とり」は接頭語 ) 手段を講じてとどこおりなく進行させる。ことをはこぶ。
    1. [初出の実例]「彼れが斡旋した妹の婚礼も、極めて手軽に取運ばれたのであるし」(出典:人さまざま(1921)〈正宗白鳥〉)

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