デジタル大辞泉
「口付く」の意味・読み・例文・類語
くち‐づ・く【口付く】
[動カ四]
1 言い慣れる。口癖になる。
「皆人―・きたる物語なれば詳しく書きのぶるに及ばず」〈十訓抄・六〉
2 以前には食べられなかったものが口に慣れて食べられるようになる。〈日葡〉
[動カ下二]「くちづける」の文語形。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くち‐づ・く【口付】
- [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙
- ① 口に言いなれる。口ぐせとなる。
- [初出の実例]「皆人口つきたる物語なれば、委(くは)しく書き述ぶるに及ばず」(出典:十訓抄(1252)六)
- ② ことばをしゃべりはじめる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ③ 以前には食べられなかったものが、しだいに食べられるようになる。ある食物が口に慣れる。
- [初出の実例]「其れより御口(クチ)づきて物まゐりけり」(出典:雑談集(1305)三)
- [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒くちづける(口付)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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