ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「口内錠」の意味・わかりやすい解説 口内錠こうないじょうoral tablet 口腔粘膜から吸収され,肝臓を経ずに直接血液中に入って作用を現すことを目的とした錠剤。消化液や肝臓で分解されてしまう薬物の投与に適した剤形である。バッカル錠と舌下錠とがある。バッカル錠は扁平な楕円形をしており,臼歯と頬の間にはさむことで徐々に吸収される。舌下錠は小さく,崩壊がすみやかで,吸収が速い。ニトログリセリンの舌下錠は狭心症に使用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by