舌下錠(読み)ゼッカジョウ

デジタル大辞泉 「舌下錠」の意味・読み・例文・類語

ぜっか‐じょう〔‐ヂヤウ〕【舌下錠】

舌の下に置いて、ゆっくりと溶かして用いる錠剤

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「舌下錠」の意味・読み・例文・類語

ぜっか‐じょう‥ヂャウ【舌下錠】

  1. 〘 名詞 〙 舌の下または奥歯と頬の間に入れて、口腔粘膜から急速に吸収させるように作られた錠剤。〔薬の効用(1964)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「舌下錠」の意味・わかりやすい解説

舌下錠
ぜっかじょう

医薬品の剤形のうちの口腔(こうくう)錠の一種。舌の下または奥歯と頬(ほお)の間に入れて、口腔粘膜から薬剤を急速に吸収させて薬効を発揮させるために用いる錠剤で、全身作用を期待するものをいう。ニトログリセリンが有名である。ニトログリセリン舌下錠は2分以内に崩壊し、数分間で狭心症の発作を止める。口腔錠のうち、全身作用が期待され徐々に吸収されるものをバッカル、局所作用が期待されるものをトローチ剤という。

[幸保文治]

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世界大百科事典(旧版)内の舌下錠の言及

【製剤】より

…したがって腸溶性製剤はかみくだいて服用してはならない。 口腔内に入れて利用する製剤には,舌下錠,バッカル錠,トローチ剤がある。舌下錠は粘膜を通してより速効的に,バッカル錠は粘膜を通してより持続的に,いずれも全身作用をあらわす。…

※「舌下錠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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