口当り(読み)クチアタリ

デジタル大辞泉 「口当り」の意味・読み・例文・類語

くち‐あたり【口当(た)り】

飲食物を口に入れたときの感じ。「口当たりのいい酒」
外から見た物腰や感じ。応対しかたやものの言い方。「口当たりのいい人」
[類語]食感舌触り歯触り歯応え喉越し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口当り」の意味・読み・例文・類語

くち‐あたり【口当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 飲食物などを口に入れた時の感じ。舌ざわり。口合い。
    1. [初出の実例]「かまへて口あたりよしと思うて、おほく御まゐるな」(出典:咄本・醒睡笑(1628)三)
  3. 外見からいだく感じ。応対のしぶり。また、ことばの調子
    1. [初出の実例]「あの頃はひきしめて調子の低い時分、田舎の人には口(クチ)あたりが其筈さ」(出典:滑稽本・狂言田舎操(1811)上)

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