口径合成(読み)こうけいごうせい(英語表記)aperture synthesis

世界大百科事典 第2版の解説

こうけいごうせい【口径合成 aperture synthesis】

小さいアンテナを複数個使って大きい開口電波望遠鏡と同じ観測をする技術。開口合成ともいう。これと対比させて,パラボラアンテナなどの電波望遠鏡は単一開口と呼ばれることがある。干渉計一種で,合成には電波の干渉を用いる。これによって,単一開口では不可能な数kmから地球規模までの開口が可能になり分解能の高い電波写真が得られるようになった。代表的な口径合成用望遠鏡としては,アメリカのニューメキシコ州ソコロの国立電波天文台にあるVLA(very large array)直径25mアンテナ27台,全長20km,基線3本,オランダのウェステルボルクにあるライデン大学の直径25m14台,全長3.2km,イギリスのケンブリッジにあるケンブリッジ大学の直径13m8台,全長5kmなどがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

指定感染症

感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の一類~三類感染症に分類されていない感染症のうち、一類~三類に相当する対応の必要が生じたものについて、1年間を期限に政令で指定する感染症...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android