口無(読み)くちなし

精選版 日本国語大辞典 「口無」の意味・読み・例文・類語

くち‐なし【口無】

  1. 〘 名詞 〙 口をきかないこと。ものを言わないこと。また、その人。多く、詩歌などで植物梔子(くちなし)にかけて用いる。
    1. [初出の実例]「山吹の花色衣ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇一二)
    2. 「非情の我ゆへ口なしと思ふて」(出典:洒落本・咲分論(1772‐81))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「口無」の解説

口無 (クチナシ)

学名Gardenia jasminoides f.grandi‐flora
植物。アカネ科の常緑低木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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