口疾し(読み)クチトシ

デジタル大辞泉 「口疾し」の意味・読み・例文・類語

くち‐と・し【口疾し】

[形ク]
返事返歌がすぐに口をついて出てくるさま。受け答えが早い。
「ことなる事なきいらへを―・く言ふ」〈手習
軽率な発言をするさま。
「跡無き語り言して楽しがる中に…―・き男あり」〈読・春雨・樊噲上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android