口頭審理主義(読み)こうとうしんりしゅぎ(その他表記)Mündlichkeitsprinzip

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「口頭審理主義」の意味・わかりやすい解説

口頭審理主義
こうとうしんりしゅぎ
Mündlichkeitsprinzip

訴訟審理に際して,当事者および裁判所訴訟行為 (特に弁論および証拠調べ) を口頭で行う主義口頭主義ともいう。かつては書面主義 (書面審理主義 ) であったが,それが訴訟の円滑な進行を阻害し,かつ,公開の原則とも抵触するため,口頭審理主義が各国において採用された。日本の民事訴訟刑事訴訟ともにこの原則を採用し,若干修正を加えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android