古アジア諸語(読み)こアジアしょご

世界の主要言語がわかる事典 「古アジア諸語」の解説

こアジアしょご【古アジア諸語】

アジアの極北地帯で話され、周辺のアルタイ諸語にもウラル語族にも属さない少数民族の言語の総称。それらより古い言語との推定もある。ケット語(エニセイ川中流域)、ニブフ語(アムール川下流域とサハリン)、ユカギール語コリマ川とインディギルカ川周辺)の3つの孤立した言語と、チュクチカムチャツカ語族(シベリア東端部)、エスキモーアレウト語族(シベリア東端部、アラスカ、カナダ、グリーンランド)の2つの小語族が含まれる。これらは全体が一つの語族をなしているわけではないが、膠着語的など共通する特徴もある。アイヌ語がここに含められたこともある。◇英語でPaleo-Asiatic。

出典 講談社世界の主要言語がわかる事典について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android