デジタル大辞泉 「古事」の意味・読み・例文・類語 ふる‐こと【古事/▽故事】 《後世は「ふるごと」とも》昔あったこと。昔から伝えられている事柄。故事こじ。「昔の―ども言ひ出で」〈更級〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「古事」の意味・読み・例文・類語 ふる‐こと【古事・故事】 〘 名詞 〙 ( 後世は「ふるごと」とも )① 古い昔の事柄。昔の出来事。[初出の実例]「かの、あさましかりし、世のふる事を、聞き置き給へるなんめり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)② 昔から伝えられた、由緒(ゆいしょ)ある、また、前例とすべき事柄。[初出の実例]「よろづにあはれなりしふるごとを〈略〉かなしくおぼゆれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例