古保山廃寺(読み)こおやまはいじ

日本歴史地名大系 「古保山廃寺」の解説

古保山廃寺
こおやまはいじ

[現在地名]松橋町古保山

城南(じようなん)町から雁回(がんかい)山東山麓を越えて松橋町へと通ずる県道筋の北側にある小高い台地の上にある。「下益城郡誌」に「霊運寺跡」とあり、「往古は一時は盛大なりしも、(中略)礎石と伝ふるもの一個残り居るのみ」と記される。第二次世界大戦後の調査で、建物の心礎や普通の礎石、および軒丸瓦・軒平瓦などの布目瓦が出土した。瓦は平安前期・中期、さらにさかのぼれば奈良中期・後期のものと考えられ、また鎌倉期のものもあり、当寺の消長を示唆する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む