古方家(読み)コホウカ

デジタル大辞泉 「古方家」の意味・読み・例文・類語

こほう‐か〔コハウ‐〕【古方家】

江戸時代における漢方医一派古医方を重んずる医家

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精選版 日本国語大辞典 「古方家」の意味・読み・例文・類語

こほう‐かコハウ‥【古方家】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 漢方医学の一派。古方医者。中国近代の医学を学んだ後世家に対して、中国では張仲景、日本では後藤艮山(ごとうこんざん)山脇東洋香川修庵、吉益東洋らを代表とする一派。総髪を後頭部でたばね、その先を前の方におしまげた髪形(くわい頭)をしていた。また、古方の医者のようなやり方をするさま。
    1. [初出の実例]「自(みづから)古方家或は儒医などとは名乗れども、病は見えず薬は覚えず」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

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