日本歴史地名大系 「古旗屋町」の解説 古旗屋町ふるはたやまち 愛知県:名古屋市熱田区宮宿古旗屋町[現在地名]熱田区旗屋(はたや)町新旗屋(しんはたや)町の南に続き、観音堂(観聴寺)から誓願(せいがん)寺までで、町の長さは東側で二二二間、西側で二七四間半。町並ができた時代は不詳(徇行記)。熱田社の西北にあたる。「尾張志」は「本旗屋町」とする。幡屋・機綾・旗綾などとも書き、中世には幡屋と書いたようである。「雑志」所引の地蔵院文書に、文保元年(一三一七)のこととして「力王子名内幡屋屋敷」、文安四年(一四四七)のこととして「幡屋玉井地蔵院」とあるので、鎌倉・南北朝時代には力王子名のうちであり、玉ノ井が幡屋のうちであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by