古江見村(読み)こえみむら

日本歴史地名大系 「古江見村」の解説

古江見村
こえみむら

[現在地名]有田市古江見

村の西方、有田川河口近くの南岸に位置する。南は山越え湯浅ゆあさ湾に至る。寺家谷てらやたに本郷とし、北に新在家しんざいけ、西に立畑たてはたの三集落からなる(続風土記)安養あんよう寺とともに古くから発生した集落で、安養寺文書に「古江見寺前江」とみえ(文永四年三月一五日付大中臣実基寄進状)、古江見寺の前方は川と海が迫る水際であったことを推測させる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android