20世紀日本人名事典 「古河虎之助」の解説
古河 虎之助
フルカワ トラノスケ
大正・昭和期の実業家,男爵 古河財閥3代目当主;古河鉱業社長。
- 生年
- 明治20(1887)年1月1日
- 没年
- 昭和15(1940)年3月30日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾普通部〔明治36年〕卒,コロンビア大学
- 経歴
- 明治38年義兄古河潤吉(2代目当主)の養子となり、同年潤吉の死で3代目当主となった。40年留学先より帰国し、大正2年古河合名代表社員、6年東京古河銀行、古河商事、旭電化工業を設立、社長となり、古河コンツェルンを確立、7年分離後の古河鉱業社長も兼任。昭和3年義弟吉村万治郎に総帥を譲り、6年古河銀行を第一銀行に譲渡、古河鉱業社長に復帰、12年古河合名会社を設立した。14年日本軽金属を創業。政友会系に所属。一方、孤児育英のための明徳会を創設するなど社会事業にも尽力して褒章多数。大正4年男爵。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報