古環境学(読み)こかんきょうがく(その他表記)paleoenvironment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古環境学」の意味・わかりやすい解説

古環境学
こかんきょうがく
paleoenvironment

地質時代生物生息環境との関係を調べる学問で,古生態学の一分野。第2次世界大戦後,古生態学とは別の視点から化石やそれを含む堆積岩を手がかりに過去の環境条件を推定しようとする体系が,アメリカ合衆国を中心に急速に発達した。堆積環境(古環境),地形古地理),気候古気候)を推定復元しようとする立場で,古生態学と区別して使う場合がある。この場合,古環境学はむしろ地史学の一分科ともみなせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む