ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古生態学」の意味・わかりやすい解説
古生態学
こせいたいがく
paleoecology
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→古生物学
…このように,それが含まれている地層を認定し,年代を決定するのに用いられる化石を示準化石という。
【古生態と古環境】
化石化した古生物とそれが生息していた環境との関係を扱う古生物学の分野が古生態学である。そこでは,地層中の化石や化石群の形態的特徴・産状・量的組成・種構成などによって,古生物の生活様式や生息場所が明らかにされる一方,また堆積岩自体も検討され化石を含む地層が堆積したときの古環境が復元される。…
…古生物が死後,化石化するまでの過程は化石生成論の対象であり,これはさらに化石続成論と化石産出論に分けて論じられる。化石化した古生物とその生息環境を扱うのが古生態学で,個体群構造や個体間・種間関係の解析,古環境との関係などが研究される。斉一説の観点に立って古生物の生態や化石化過程の解明のため,現生生物の観察や実験的研究を行うのが現在古生物学(または考現古生物学)である。…
※「古生態学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」