日本歴史地名大系 「古田城跡」の解説 古田城跡ふるたじようあと 長崎県:北高来郡高来町湯江村古田城跡[現在地名]高来町善住寺名多良(たら)岳に連なる丘陵地(標高一三〇―一五〇メートル)に築かれた中世の城跡。「ふった」ともよみ、高(たか)城ともいう。鎌倉期にみえる「高木温江小二郎種頼」(正和四年五月二七日「鎮西探題裁許状」河上神社文書)は、湯江(ゆえ)を本拠とする者の可能性がある。永禄年間(一五五八―七〇)頃の湯江の城主として種清・純種の父子がいたとされるので(西郷記)、湯江氏は種を通字としていたらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by