花畑(読み)ハナバタケ

デジタル大辞泉 「花畑」の意味・読み・例文・類語

はな‐ばたけ【花畑/花×畠】

草花を栽培している畑。また、草花のたくさん咲いている場所 秋》御花畑
[類語]はたけはた畑地焼き畑段畑段段畑麦畑桑畑茶畑お花畑菜園果樹園茶園

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「花畑」の解説

花畑
はなばたけ

[現在地名]岡山市さくら住座じゆうざ御幸町みゆきちよう新京橋しんきようばし一―三丁目

旭川の東岸沿いの武家屋敷町。東は重臣下屋敷、南は池田伊賀守舟入場・下屋敷、西は旭川、向いは東中島ひがしなかじま町、北は旭川・小橋こばし町。寛永城下絵図に御花畠とみえる。池田忠雄時代に当地に得月楼という別邸が造られていた。慶安三年(一六五〇)池田光政が陽明学者熊沢蕃山を知行三千石の組頭に抜擢して花畑に移住させ作米を命じた。

花畑
はなばたけ

[現在地名]会津若松市南花畑みなみはなばたけ米代よねだい二丁目

郭外の南でこの辺りは士屋敷であった。蒲生氏郷の時代に花園があったのでこの名がついた。またいつの頃かこの辺りに処刑場があったという伝承があるが、その場所は明らかでない。みなみ町の花畑通の西端より花畑組はなばたけくみ町一番丁に至る通りを花畑大通といい、長さ四町一三間余・幅三間余、家数二八。別名南町通ともいい、蘆名氏時代この辺りに虚無僧が多く住んでいたので、暮路屋ぼろや小路ともいったという。暮路とは有髪の乞食坊主の一種である。花畑大通の南側には夫丸ぶまる小屋があった。夫丸とは藩が年限を切って農村から雇った小者をいった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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