デジタル大辞泉 「花畑」の意味・読み・例文・類語 はな‐ばたけ【花畑/花×畠】 草花を栽培している畑。また、草花のたくさん咲いている場所。《季 秋》→御花畑[類語]畑はたけ・畑はた・畑地・焼き畑・段畑・段段畑・麦畑・桑畑・茶畑・お花畑・菜園・果樹園・茶園 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「花畑」の意味・読み・例文・類語 はな‐ばたけ【花畑・花畠】 〘 名詞 〙 庭園などで草花を植え育てる所。売るために花を栽培している畑をもいう。特に、俳句では秋の草花の咲いた庭園などをいう。おはなばたけ。《 季語・秋 》[初出の実例]「掃除せよ六しゃくやくの花畠(バタケ)〈空存〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「花畑」の解説 花畑はなばたけ 岡山県:岡山市岡山城下花畑[現在地名]岡山市さくら住座(じゆうざ)・御幸町(みゆきちよう)・新京橋(しんきようばし)一―三丁目旭川の東岸沿いの武家屋敷町。東は重臣下屋敷、南は池田伊賀守舟入場・下屋敷、西は旭川、向いは東中島(ひがしなかじま)町、北は旭川・小橋(こばし)町。寛永城下絵図に御花畠とみえる。池田忠雄時代に当地に得月楼という別邸が造られていた。慶安三年(一六五〇)池田光政が陽明学者熊沢蕃山を知行三千石の組頭に抜擢して花畑に移住させ作米を命じた。 花畑はなばたけ 福島県:会津若松市若松城下花畑[現在地名]会津若松市南花畑(みなみはなばたけ)・米代(よねだい)二丁目郭外の南でこの辺りは士屋敷であった。蒲生氏郷の時代に花園があったのでこの名がついた。またいつの頃かこの辺りに処刑場があったという伝承があるが、その場所は明らかでない。南(みなみ)町の花畑通の西端より花畑組(はなばたけくみ)町一番丁に至る通りを花畑大通といい、長さ四町一三間余・幅三間余、家数二八。別名南町通ともいい、蘆名氏時代この辺りに虚無僧が多く住んでいたので、暮路屋(ぼろや)小路ともいったという。暮路とは有髪の乞食坊主の一種である。花畑大通の南側には夫丸(ぶまる)小屋があった。夫丸とは藩が年限を切って農村から雇った小者をいった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報