日本歴史地名大系 「古畑村」の解説 古畑村こばたむら 千葉県:鴨川市古畑村[現在地名]鴨川市古畑奈良林(ならばやし)村の北西、加茂(かも)川の上流域に位置し、長狭(ながさ)道が通る。北は上総国天羽(あまは)郡。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高二二三石余(うち田方一二八石余)、里見氏給人領。ほかに古畑村大山(おおやま)寺中として畑六石余が記される。正保郷帳では高二二三石余、うち田方一一六石余・畑方一〇六石余。延宝五年(一六七七)幕府領となるまでの領主の変遷は寺門(てらかど)村に同じ。延享四年(一七四七)に旗本小笠原領となり、以後幕末まで続く(「寛政重修諸家譜」・天保村高帳・旧高旧領取調帳など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報