古風土記(読み)コフドキ

大辞林 第三版の解説

こふどき【古風土記】

713年の元明天皇の勅により編纂された風土記を、後世の風土記と区別していう語。「出雲国風土記」の全部、常陸・播磨・豊後・肥前の各風土記の一部が現存。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こ‐ふどき【古風土記】

〘名〙 和銅六年(七一三)の元明天皇の勅命、またはこれに続く、延長三年(九二五)の命によって撰進せられた諸国の風土記を、後世所撰のものと区別していう語。現存するものは、「出雲風土記」、「播磨風土記」、「常陸風土記」、「豊後風土記」、「肥前風土記」の五つ。

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世界大百科事典内の古風土記の言及

【風土記】より

…だが風土記とよばれるものには和銅度のもののほかに,20年後の733年(天平5)に成った《出雲国(いずものくに)風土記》もあるが,これは節度使が編修主体となったもので,軍事的要素が加味されて実用性の強い地誌としてあらわれている。〈和銅風土記〉とはやや異質のものだが,この期のもの(豊後(ぶんご)・肥前(ひぜん)の風土記など)を含めて〈古風土記〉とよんでいる。記紀には見ることのできない地方民衆の風俗や民間伝承が豊富に盛られている点できわめて貴重な古典である。…

※「古風土記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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