古馬場町(読み)ふるばばちよう

日本歴史地名大系 「古馬場町」の解説

古馬場町
ふるばばちよう

[現在地名]高松市古馬場町・丸亀町まるがめまち瓦町かわらまち

片古馬場かたふるばば町の南に位置し、武家屋敷地から町人町となる。生駒氏時代は城下の南東端で、御坊ごぼう町南側の掘割に面して馬場があり、その南に侍屋敷が南北両側で一四軒配置され、町南東部の守りを固めていた(生駒氏時代屋敷割図)町名はこの馬場に由来するが、「小神野夜話」に「御入部已後大勢之御家中故、新に(中略)古馬場・築地・浜ノ町抔、侍屋敷に被仰付」とあり、松平頼重入部後、古馬場町武家屋敷として整えられ、また同書には「今之古馬場勝法寺南片輪、安養寺より西木戸迄侍屋敷(中略)御家中御人減之節、此三輪の侍屋敷皆々番町へ引け、跡は御払地に相成、町屋と相成申候、享保十一、二之比と覚へ申候」とあり、享保期(一七一六―三六)以後に町人町となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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