叩き鉦(読み)タタキガネ

デジタル大辞泉 「叩き鉦」の意味・読み・例文・類語

たたき‐がね【×叩き×鉦】

仏具の一。念仏のとき、座に伏せて撞木しゅもくでたたき鳴らす鉦。伏せ鉦鉦鼓しょうこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「叩き鉦」の意味・読み・例文・類語

たたき‐がね【叩鉦・敲鉦】

  1. 〘 名詞 〙 仏具の一つ。念仏にあわせてたたきならす鉦。もとは架にかけたり、胸間につってならしたが、後世伏せて台座にのせ、念仏のときに撞木(しゅもく)でたたきならした鉦。形は鉦鼓(しょうこ)に似て、背のひくい丸い鉦。ふせがね。ひらがね。
    1. [初出の実例]「わに口のかたわれ、則扣(タタキ)鐘にして有」(出典:わらんべ草(1660)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android