召し次ぎ(読み)メシツギ

デジタル大辞泉 「召し次ぎ」の意味・読み・例文・類語

めし‐つぎ【召し次ぎ/召し継ぎ】

取り次ぎをすること。また、その人。
「ただ舎人とねり二人―として」〈竹取
院の庁東宮摂関家などで、雑事を務め、時刻を奏した下級職員。
「―、舎人などの中には」〈宿木

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精選版 日本国語大辞典 「召し次ぎ」の意味・読み・例文・類語

めし‐つぎ【召次・召継】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 取次ぎすること。また、その人。
    1. [初出の実例]「ただとねり二人めしつきとしてやつれ給て、難波の辺におはしまして」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. 院の庁、東宮、摂関家などで雑事を務め、時を奏する役の下級官人。
    1. [初出の実例]「殿ばら宮ばらは召次・雑色廻し催す日をえらびて川原に出て」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
    2. [その他の文献]〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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