可採年数(読み)カサイネンスウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可採年数」の意味・わかりやすい解説

可採年数
かさいねんすう

可採年数とは,ある資源確認埋蔵量をその資源の年間生産量で除したもので,今後何年間現在の生産が可能であるかを示す指標耐用年数とは確認埋蔵量を年間消費量で除したもので,今後何年間,現在の消費が維持できるかを示す指標。資源の枯渇を判断する注目すべき指標であるが,確認埋蔵量自体が技術革新なり価格上昇によって大幅に増加する可能性が強いだけでなく,年間の資源生産量,消費量も年々急増する可能性もあり,どれだけこの指標が究極的な資源枯渇を表示するかには疑問がある。なお,1997年の石油の可採年数は約 43年となっている。 50年では 20年,60年では 35年,70年では 38年,80年では 31年,90年では 45年となっており,年数延長傾向が目立っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む