台城跡(読み)うてなじようあと

日本歴史地名大系 「台城跡」の解説

台城跡
うてなじようあと

[現在地名]七城町台 城ノ上

台地の西南端に位置し、台古墳(円墳)一帯が城跡とされる。水島みずしま城ともいわれ、菊池十八外城の一つという。城主など不詳。観応二年(一三五一)九月二九日、伊東氏祐は詫摩原たくまばらでの合戦の後、「板井原・水島」で菊池勢と戦った(同三年一二月日「伊東氏祐軍忠状」伊東家古文状)。永和元年(一三七五)今川了俊肥後に侵入して水島に陣を進め、同年八月一二日、相良長時・平河師頼・毛利元春らは「水島御陣」に到着して菊池勢と合戦したが敗退

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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