百科事典マイペディア 「史鉄生」の意味・わかりやすい解説 史鉄生【してつせい】 現代中国の作家。作家の鄭義と同じく清華大学付属中学在学中に文化大革命を迎え,1969年1月陝西省の山村に下放。原因不明のまま歩行困難となり1971年10月に治療のため北京に戻るが,やがて下半身全体が麻痺し車いすの生活が始まった。医者の診断は脊髄多発性硬化症。そして1970年代末からヒューマニズムと人間の宿命をテーマとする作品を発表し始めた。主な邦訳に《遥かなる大地》などがある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by