史鉄生(読み)してつせい

百科事典マイペディア 「史鉄生」の意味・わかりやすい解説

史鉄生【してつせい】

現代中国の作家。作家の鄭義と同じく清華大学付属中学在学中に文化大革命を迎え,1969年1月陝西省の山村下放原因不明のまま歩行困難となり1971年10月に治療のため北京に戻るが,やがて下半身全体が麻痺し車いすの生活が始まった。医者診断は脊髄多発性硬化症。そして1970年代末からヒューマニズムと人間の宿命テーマとする作品を発表し始めた。主な邦訳に《遥かなる大地》などがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む