精選版 日本国語大辞典 「下放」の意味・読み・例文・類語 か‐ほう‥ハウ【下放】 〘 名詞 〙 中国で、中国共産党の上級幹部が農村に行き、実際に労働をすることによって、官僚主義や主観主義などを克服することをいった語。一九五七年の整風運動からはじめられたもので、文化大革命中にも多く実行された。下放運動。下郷(かきょう)運動。 した‐ばなれ【下放】 〘 名詞 〙 取引相場で、その日の最初に付いた値段が前日の終わり値より大幅に安くなること。〔取引所用語字彙(1917)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下放」の意味・わかりやすい解説 下放かほうXia-fang 文化大革命期に,農民の生活と仕事を体験することによって大衆と結びつき,みずからの世界観を改造することを目的として,党と政府機関の幹部および知識人を長期にわたり農村,あるいは五・七幹部学校に派遣し,農業労働に参加させること。幹部下放ともいう。しかし実際には,政治運動の中で問題のあると思われる知識人,特に幹部を権力から排除し,懲罰や迫害を加え,肉体労働を強いる手段として使われた。文革後批判を受け,中止された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by