右獄(読み)ウゴク

デジタル大辞泉 「右獄」の意味・読み・例文・類語

う‐ごく【右獄】

平安時代京都の左右両京に設けた獄舎うち右京にあった獄舎。西獄さいごく。⇔左獄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「右獄」の意味・読み・例文・類語

う‐ごく【右獄】

  1. 〘 名詞 〙 左右両京に設けた獄舎のうち右京の中御門の北、堀川の西にあった獄舎。西獄(さいごく)。⇔左獄
    1. [初出の実例]「今夜、右獄囚十四人切破獄逃出」(出典百練抄‐建久四年(1193)三月二五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android