司令塔(読み)シレイトウ

デジタル大辞泉 「司令塔」の意味・読み・例文・類語

しれい‐とう〔‐タフ〕【司令塔】

軍艦などで、艦長司令官指揮を執る塔。
組織全体の指揮を執る部署や人のたとえ。「選挙戦を支えた司令塔」「プロジェクトチーム司令塔」「合同対策本部が災害復旧の司令塔となる」
チーム戦を行うスポーツで、チームの要となって試合を組み立てる中心選手。サッカーのミッドフィールダーアメリカンフットボールクオーターバックラグビースタンドオフバレーボールセッターバスケットボールポイントガードなど。守備の要となる野球のキャッチャーのこともいう。リンクマン。ゲームメーカー。

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精選版 日本国語大辞典 「司令塔」の意味・読み・例文・類語

しれい‐とう‥タフ【司令塔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 軍艦や航空基地などで、艦長、司令官が指揮するために設けられた塔。
    1. [初出の実例]「扶桑は舷を貫かれて、司令塔に中る」(出典:愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉威海衛艦隊攻撃詳報)
  3. 研究や開発のためのプロジェクトチーム、または集団制の運動競技などで、全体を主導し指示する中枢部。また、その人。

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