合い鴨(読み)あいがも

精選版 日本国語大辞典 「合い鴨」の意味・読み・例文・類語

あい‐がもあひ‥【間鴨・合鴨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥の名。マガモとアヒルの雑種で、姿や羽の色はマガモと区別しにくい。関東地方南部で飼育食用のほか、カモ猟のおとりに使われる。あひるがも。なきあひる。ささやきあひる。〔語彙(1871‐84)〕
  3. ( 鴨のない時季に代用することから ) 夏季食用とするアヒル。また、その肉。
    1. [初出の実例]「鴨南蛮も必ず本鴨は用ひません。〈略〉相鴨(アヒガモ)を用ひます。即ち鶩(あひる)」(出典落語・お蕎麦の殿様(1894)〈禽語楼小さん〉)
  4. あいさ(秋沙)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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