吉ヶ平村
よしがひらむら
守門岳北麓にあり、標高およそ四〇〇メートル、八十里越の起点にあたる。正保国絵図に村名があり、高一五石余。村松藩成立当初の物成高を記した「初免石」(「村松小史」渡辺芳江氏蔵)では、二石八斗余・家六戸。文化一一年(一八一四)の森町組家数書上帳(金子泰夫氏蔵)では家数二二、ほかに肝煎組頭二。守門川右岸にあった大山祇神社は治承四年(一一八〇)の勧請と伝え、鍬の柄を作る山の民の神とされる(下田村史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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