吉井城跡(読み)よしいじようあと

日本歴史地名大系 「吉井城跡」の解説

吉井城跡
よしいじようあと

[現在地名]金井町吉井本郷

国仲くになか平野を望む丘陵の突出部にある。現在畑地となっているが、土塁や堀跡がみられる。跡地からは磁器・陶器の破片にまじって青磁片も出土した。戦国期の城跡で、前方低地の水田となっている地に平城ひらじようの地名があり、ここが初期の居館跡とみられ、承久の乱後本間・渋谷・土屋各氏とともに地頭職を得たといわれる藍原氏の本拠地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android