最新 地学事典 「吉備層群」の解説
きびそうぐん
吉備層群
Kibi Group
吉備高原地域に分布する,主に礫岩からなる谷埋め性の古第三系陸成層。挟まれる珪長質凝灰岩から27~60Maの放射年代が得られている。復元された谷の幅は100~1,000mで,長いものは約20km追跡でき,深さは150mに達するものがある。礫岩は一般に中礫~大礫サイズの亜円礫からなり,礫種は付近の現河川のものと大差はない。礫にはインブリケート構造が認められる。砂岩・泥岩を伴い,石炭を挟むことがある。構成する地層は復元された堆積当時の水系と年代によって識別される。これらは吉備高原面上に分布し,細い溝状をなしていて累重せず,一部は交差する。鈴木茂之ほか(2003)命名。
執筆者:鈴木 茂之
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

