吉原新田(読み)よしわらしんでん

日本歴史地名大系 「吉原新田」の解説

吉原新田
よしわらしんでん

[現在地名]広神村吉原新田

南東は吉平よしだいら村、北西茂沢もさわ村。小屋柄こやがら川の中流に位置する。川に沿って遡上する道が当村で分岐して北方種苧原たなすはら(現古志郡山古志村)方面へ、西方竹沢たけざわ(現同上)方面へ通じる。近世には口留番所が置かれた。正保国絵図に「吉原村」とあり、高二〇石余。天和三年郷帳では高一八石九斗余。安永四年(一七七五)の村明細帳(星野甚一氏蔵)では田一町六反余・畑二反余で、宝暦五年(一七五五)検地で一〇町二反余が高入れされており、天和三年以後の新田開発が著しい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android