20世紀日本人名事典 「吉田光邦」の解説
吉田 光邦
ヨシダ ミツクニ
昭和・平成期の科学技術史学者 京都文化博物館館長;京都大学名誉教授。
- 生年
- 大正10(1921)年5月1日
- 没年
- 平成3(1991)年7月30日
- 出生地
- 愛知県西春日井郡(現・名古屋市西区)
- 学歴〔年〕
- 京都帝国大学理学部宇宙物理学科〔昭和20年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(京都大学)〔昭和44年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 紫綬褒章〔昭和62年〕
- 経歴
- 龍谷大学予科教授を経て、昭和24年京都大学人文科学研究所助手となり、33年講師、35年助教授、52年教授。59年4月所長に就任。60年名誉教授。学生相手の授業は持たず、一貫して人文研勤務。この間、京の手仕事を土台にユニークな技術文化論を発表。59年には日本産業技術史学会を設立、会長。平成2年京都文化博物館初代館長に就任。3年京都造形芸術大学教授を兼務。著書に「日本科学史」「日本技術史研究」「日本の職人」「日本の美の探究」「星の宗教」「中国科学技術史論集」「工芸と文明」、「吉田光邦評論集」(全3巻)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報