吉田璋也(読み)ヨシダ ショウヤ

20世紀日本人名事典 「吉田璋也」の解説

吉田 璋也
ヨシダ ショウヤ

昭和期の医師,民芸運動家 日本民芸協会常任理事;鳥取美術館館長。



生年
明治31(1898)年

没年
昭和47(1972)年9月13日

出生地
鳥取県鳥取市

経歴
学生時代、雑誌「白樺」を愛読し、白樺同人でもある柳宗悦の提唱する民芸運動に参加。昭和6年鳥取市で医院開業。この頃瀬戸物屋で大振り茶碗に出会い、以後茶碗の窯元で土や釉薬などを指導し、窯出しには柳宗悦を招いた。これを契機木工、竹工、漆器など広範囲にわたって新作民芸を指導し育成した。販売・流通を担う鳥取民芸協団を旗上げ、専門店“たくみ工芸店”を開店し、割烹店も営んだ。平成13年「吉田璋也のものづくり」が出版される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田璋也」の解説

吉田璋也 よしだ-しょうや

1898-1972 昭和時代の医師,民芸運動家。
明治31年1月17日生まれ。新潟医専卒業後,郷里の鳥取市で開業。昭和6年鳥取民芸会を設立し,牛ノ戸焼などを再興。翌年鳥取民芸協団を結成,たくみ工芸店を創設して作品指導,販路開拓をすすめ,24年鳥取民芸館をひらいた。昭和47年9月15日死去。74歳。著作に「有輪担架」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android