吉良庄(読み)きらのしよう

日本歴史地名大系 「吉良庄」の解説

吉良庄
きらのしよう

現在の吉良町を中心に、現西尾市を含む地域を範囲とする荘園。荘域の東限や北限は不明。清和天皇皇女孟子内親王が、幡豆郡の荒廃田一〇〇町を一身田として賜ったことに始まる。「三代実録」元慶二年(八七八)六月二日条に「勅以参河国幡豆郡荒廃田一百町、賜孟子内親王、為一身田」とみえる。この荒廃田一〇〇町が徐々に開墾されて荘園となっていったと思われる。

荘名の初出は、陽明文庫蔵「兵範記」の仁安二年(一一六七)一一月の巻裏文書三河国吉良荘法服送状で、

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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