現東条町全域および
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
兵庫県南東部、加東郡(かとうぐん)にあった旧町名(東条町(ちょう))。現在は加東市の南東部を占める一地区。旧東条町は1955年(昭和30)中東条、上東条の2村が合併、町制施行して成立。2006年(平成18)滝野(たきの)、社(やしろ)の2町と合併して市制施行、加東市となる。国道372号が通じ、中国自動車道ひょうご東条インターチェンジがある。加古川の支流東条川沿いの肥沃(ひよく)な沖積地は、灘(なだ)五郷の酒米山田錦(にしき)の産地。農家の副業として発達した釣り針と鯉幟(こいのぼり)の生産で知られる。とくに釣り針は釣りブームにのって生産が急増し、旧町域の生産量は全国生産の約5割に達している。中国自動車道の開通で阪神都市圏に含まれる。北部の人造湖東条湖は県立自然公園に指定され、その周辺は別荘地やゴルフ場などの開発が進んでいる。
[二木敏篤]
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